著者は草薙龍瞬は仏教僧侶です。
超進学校の中学を中退し、家出してひきこもって二十歳から独学で勉強して東大に進学、37歳にインド仏教に出家した人です。
きっかけ
私は過去に怒りをテーマにした著者を読んでいて(タイトルは思い出せない)、思い出しイライラしたときにその本を思い出して怒りを沈めています。結構好きな作家さんです。
読書記録
『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
ブッダの考えや言葉から現代人の悩みや苦しみを解決するための方法が書かれています。
よく出てくる言葉は
妄想
正しい
反応
ブッダ
妄想
勝ち負け、好き嫌い、不幸、嫌われているかも、過去や未来のこと、推測、想像、感情や欲望です。。
妄想を発展しすぎると自分の心が現実との差に混乱して、へこんだり、うつになったり、人に危害をあたえたり良いことはないです。
妄想をしないようにするには、妄想をはじめたら「今、自分は妄想をしている」と言葉にします。そうすれば現実との差に気づけます。現実を正しく認識して、自分の価値観や思い込みにとらわれず、事実のあるなしに気づけます。
正しい
自分は正しいという妄想、正しい動機、正しい心、正しい方向、
正しい理解、正しい道。
人生=正しい努力ー五つの妨げ
反応
SNS大好きなみんな、反応しすぎ。
他人の行動、発言、表情に反応して怒ったり、凹んだり、一喜一憂したりするから疲れるのです。いちいち反応しない。
嫌な顔をされて「嫌われているかも?」と思ったらそれはただの妄想なので「今のは妄想」と言葉にします。
『独学でも東大に行けた超合理的勉強法』
著者の草薙龍瞬さんは関西有数の進学校を中3のときに中退、家出、ひきこもりを経て10代後半を浪費しています。20歳になってから独学で東大に合格しました。『独学でも東大に行けた超合理的勉強法』はそのときの勉強法を紹介しています。
中退しているとはいえ「関西有数の進学校」に入学している頭の良さ、独学で東大に合格できる賢さはあるので、Fランク大しかなかった学生とは元は違うかも。
それでもFランク大学生にも参考になる勉強法です。
中学時代にひたすら勉強する苦行に耐え切れず中退し家出した経験から、もっとおもしろく学力が上がる勉強法、自分に合った勉強を模索しています。
さまざまな勉強歩試したなかから、草薙龍瞬さんにあう勉強法の素が紹介されています。超効率的ではなくて超合理的であって質より量で攻めています。
勉強法は国語・現代文、古文、英語、数学、歴史・社会ごとに4つ~6つあります。
正しい動機を持つ、心の反応、現実に変えるなど『反応しない練習』に通ずるので合わせて読むと復習になります。