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「金哲彦のウォーキング&スローラン」 丹田と頭のてっぺんを吊るように

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運動不足の解消と体つきを変えたくてジョギングを始めた。

今はやりのランニングを始めるつもりはなく、というかランニングできる体力も筋力もない。 ====

 

これまでの知識から独学でジョギングを初めても、体を傷めるんじゃないかと思って現状の自分に合った「金哲彦のウォーキング&スローラン 金哲彦 著 高橋書店」を読んだ。

 

「金哲彦のウォーキング&スローラン」は、「気付く!―目覚める!―変える!―燃やす!」の4段間で走れる体を目指す。またジョギングに関する本ではなくて、「普段の姿勢―ウォーキング―スローラン」に発展させていくことが目的のようだ。 因みに、スローランはジョギングより遅い速度で走る、早歩きと同程度か少し速く、数値で言うと速度は1㎞/8分~9分とのこと。

 

普段の姿勢を正すには、「頭と肩、胸と背中、お腹、腰とお尻、足と膝」を正しい位置に保ち続けなければならない。

これらの正し方をドリル(エクササイズ)とどういう感覚が得られればいいのかを、イラストとモデル画像と文章で分かりやすくかかれている。

 

特に丹田について、丹田の位置を確認できるエクササイズと、丹田を意識したときの感覚が分かりやすい。

丹田を意識すると重心がそこにきて、どんな動きをしても体がぶれないそうだ。丹田は腹筋の下あたり。 私は良く「緊張感を落ち着かせるために丹田を意識するんだ」と言われてきた覚えがある。

 

でも、いまいち丹田の位置が分かっていなかったし、意識をするのと腹筋に力を入れるとの違いが分からなかった。

「金哲彦のウォーキング&スローラン」を読む前から聞いてきた、きれいな立ち姿は「頭のてっ辺を紐で釣られている感じで立つ」だった。

 

そのようにすると、足で地面を蹴るときに背伸びをする感覚(実際に背伸びはしないけど)を得る。このときに重心がどこにあるのか意識したことはなかったけど、今思えば重心は上半身、胸辺りに位置していたと思う。

 

重心が丹田に来るように意識しても、頭を吊ったような姿勢をしてしまっては、重心が上半身か丹田にあるるのかアンバランスな状態になっていたのだろう。

「金哲彦のウォーキング&スローラン」だけに集中すればいいのに、自分の余計な知識を併用した結果、重心がブレブレになっていた。

「頭を吊って」は忘れて、「金哲彦のウォーキング&スローラン」通りに立つと重心が丹田にきてどっしりした感覚と、鏡に映る自分と本書のモデルの立ち姿が似ているように見える。

 

ドリルは「頭と肩、胸と背中、お腹、腰とお尻、足と膝」にあるが、最終確認は「お腹、背中、腰」の3点だけというのがいい。姿勢の悪い人が頭~膝まですべて意識すると、やることが多く萎えますからね。