読活履歴

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【読書記録】中村天風「運命を拓く」と他4冊

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きっかけ

「メジャーリーガの大谷翔平くんが読んでいるらしい中村天風「運命を拓く」はどんな本なの?」

という話を聞いて「運命を拓く」とAmazonで進められた他4冊も読んだ。

キーワード

キーワードは積極的、心身統一法

 

中村天風「運命を拓く」

「運命を拓く」は積極的人生がキーワードです。
この積極的人生が生まれたのは、著者が日露戦争の諜報員として活躍した後、結核に苦しみ、ヒマラヤのヨガ聖職者に出会って得たものです。

読んでいくと「積極的に何かを活動しよう」という気持ちにかられます。
それは大きな目標でなくてもいいです。

積極的に機嫌よく使用、積極的に姿勢よく使用、積極的に掃除しようなどなど。

中村天風「運命を拓く」を読むと人生には苦難や苦痛があっても、それを心の力で喜びと感謝に変えられたそうです。

「腕に自信がある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海の方が張り合いがあるという」

この言葉に著者が奮い立たされた気持ちは分かるけど、高すぎると潰れる恐れがあるのが現代。

中村天風「運命を拓く」の積極的人生は取り入れつつ、小さな荒波を乗り越える経験を積んでいくのが現代の考え方かもとも思った。

 

 

中村天風 「ほんとうの心の力」

著者が自らの人生哲学「心身統一法」を小話で説明していく本です。

わたしはこの本を通して人生には困難や苦しみがあっても、自分の心は自分でコントロールして、自分の心と身体を整えることが大切だと感じました。

心身統一=自分の心を自分でコントロールして、つねに平静でいる

という考えです。

著者は戦争や病気で困難や苦しみを経験してきたからこそ生まれたことばであるし、メジャーリーガーの大谷くんの愛読書であることも魅力。

読書中に思い出した本:サッカー選手の長谷部誠「心を整える」

 

 

中村天風 幸福なる人生 「心身統一法」講演録 

幸福なる人生 「心身統一法」講演録 は著者の人生哲学「心身統一法」について教えを語っています。

人生には困難や苦痛があって、それを乗り越えるから幸せに生きれるんだ!という考えです。

とくに「心の倉庫を掃除する方法」は現代の考えに近いものがあって始めやすいです。
これは自分の心にたまった不要なものや悪いものを捨てて、新鮮な空気や光を入れることで、心を清潔に保つ方法です。

心の倉庫を掃除する方法
自分の思い込みや偏見、恐れ、嫉妬、執着、欲求をすべてかき出す
自分の思い込みを一つ一つ、本当に必要か?と自問する
必要でないもの、悪いものはすべて捨てる。なぜってこれらは自分にとって重みだから、身動きできない。

心の倉庫に新鮮な空気や光を入れる方法
自分にとって有益なもの、喜ばしいもの、感謝、愛情、希望、信頼を書き出す。
これらから必要なものだけを残し、優先順位をつける。

 

 

 

 

財団法人天風会「中村天風一日一話」

財団法人天風会が中村天風の教えを一日一話形式で紹介しています。

人生には困難や挫折があるもの、これらを乗り越えて自分らしく生きていくと幸せなると言います。

「自分の心に負けない」では中村天風が自分に負けそうになったとき、自分の心を相手に見立てて戦うという考え方です。

よくアニメや漫画で出てくる、悪魔の分身と天使の分身のような状況。相手が自分だったら相手(自分)の弱点も知っているわけで、戦いやすそうな気もする。

 

 


中村天風「心を磨く 中村天風講演録」

中村天風が実践している心身統一法の応用編です。

著者が経験してきた戦争や結核などの経験談を基に語り口で紹介しています。心身統一は自分の心は自分でコントロールして常に平静でいる心です。

「人間の正体は気体である」では著者が自分の命が尽きる寸前のときに見た幻覚からヒントを得ています。

「人間は肉体ではなく気体であり、その期待が肉体に宿っている」という考え。これは自分の気体は心、肉体は環境を表しています。

自分の心と環境に左右されず、常に平静でいる心いれることが強い人間ということ。

天風はときどき理解しがたい、想像つかない難しい話をするのですべて受け入れて実行に移すのが大変。