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『星をさがす 石井ゆかり WAVE出版』 自分で自分の星座は見れないけど

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いつもと違う分野の本を読みたくて漁っていたときに偶然『星をさがす 石井ゆかり WAVE出版』を見つけました。

 

私は天体と星占いに特別、興味はありません。

惑星と星座の成り立ちや星占いの法則よりも、H2Aロケットや調査ロボットの技術に興味があります。 ====

 

著者の石井ゆかり氏は占星術士です。

この本は「今日は@@な日になるでしょう」といった星占いの本ではなく、人の心と星の関係をロマンチックに紹介しています。

 

少し読んだだけで著者の文章がきれいで優しくて、ロマンチックに伝わってきます。それに章に関係ある星の写真に引き込まれて、写真から読みたい箇所を探してもいいかも。 以下から、気に入っている個所を引用していきます。

 

 あなたが生まれた日の星空は、あなたの20歳のお誕生日にも、30歳のお誕生日にも、ほぼ同じ姿をしています。 (引用:P016)

当たり前と言われればそうなんだけど、自分の誕生日に夜空を見上げたことなんてなかったので思わず頷いた箇所です。 他に月は約19年ごとに生まれた場所に戻り、土星は12星座を一周するのに約29年かかるそうです。

 

 「自分の星」を考えるにあたって、ふたつ、大事なことがあります。  ひとつは、「自分が生まれた日の夜空には、自分の星座は見えない」ということです。  (引用:P024)
 ひとつは、自分が生まれた日の夜空に輝いていた星、です。 (引用:P025)

例えば、てんびん座生まれならてんびん座のエリアに太陽があがった人と言う意味とのころ。太陽の光にかき消されててんびん座をみれないということ。

 

自分の星が見れないなんて残念な気もしますが、太陽に祝福されたと思えばいいのかも。この本を読んでいると自分までロマンチックな言葉、考えが出てきてしまって人に話すにはちょっと恥ずかしい。

 

 日本では「水星」「土星」など、中国の宿曜からきた名前を与えられていますが、西洋占星術の世界では「マーキュリー」「ビーナス」など、神様の名前で呼ばれています。  つまり、星は神様なのです。 (引用:P106)

戦いの神「マーズ(火星)」や月の女神「ムーン(月)」に探査機を送られていることを西洋占星術の人たちはどう感じているのだろうか。

 

 占いは、「予約された結果」を知ろうとする道具です。 中略  そこには「予約された結果」が見いだせるはずで、それがわかれば「今」を正しく選びとれるはずだと考えてしまうのです。 (引用:P221~222)

天体と占星術に興味はなかったけど、読んでいくうちに夜空で星をなぞってみたくなりました。星座だけではなくて、月や太陽、他の惑星にも興味がわいてくる。

 

これからは月の満ち欠けが載ってるカレンダーと手帳も必要ですね。