【きっかけ】
SNSですし職人調理専門学校(?)卒業生が、包丁の正しい置き方を知らずに、槍玉にあげられた記事がありました。
私はその置き方の理由を知りませんでしたが、覚えにないくらい前から、その正しい置き方をしていました。
このことがきっかけで、動作や作法には意味があると思いました。料理に興味がありますし、きっかけになった包丁について、正しい知識と使い方を身につけたくて、本書を読了。
【感想】
きっかけの包丁の置き方もそうでしたが、理由は知らなくても実際にはそうやってきたことがいくつかありました。
『切り方の基本>構え方の基本』 まな板に対して正面を向くと、食材が斜めになります。 私はこれまで、長方形のまな板に食材が斜めになっている姿に違和感があって、自然と右足を引いて斜めを向いていました。
包丁の動きをスムーズにするため、まな板に対して斜めに立つ。右足を半歩後ろに引くき、両足を肩幅に開く。まな板からの距離は、拳ひとつが入るくらいあける。食材が真上から見おろせるように、少し前かがみにして、視線を包丁の内側におく。 引用元:P14「包丁技の基本を身につける」
その他、猫手や視線を置くところ、食材ごとの切り方は経験上で学んできました。その中には、正しくない切り方もあります。
いつも「これであってるのかな?」と、不安だったことがどれも不正解で、本書で正しい知識を身につけられました。
実際に正しい切り方をしてみると、切り易くて納得です。
これまで新生姜の甘酢漬けを作るとき、新生姜はピーラーで薄くスライスしていました。
本書には、包丁で薄切りするやり方が紹介されていて、実際にやってみるとピーラーのように薄く切れます。 ただ、我が家にはスーパーで購入した『文化包丁』しかなく、本書のように『薄刃包丁』がありません。
切れ味も良いとは言えず、スパッと綺麗に切れないので、何度も親指に傷をつけました。 家庭でコーヒードリップや手作りパン作りを始めた頃も思いましたが、専用の道具がないと正しい動作はできません。
全ての正しい包丁の使い方を身につけるには、それなりの道具も必要なのかもしれませんね。